怪我から完全復帰したポール・ジョージ ペイサーズでのキャリアとは

ラッセルウェストブルックとカーメロ・アンソニーと共に優勝候補の一角となったサンダーでプレイするポール・ジョージは、今季のプレーだけでなく来季の移籍先まで注目されています。

NBAでも特にSFは、運動能力が高くエースと呼ばれる選手が多いポジション。

その中でもポール・ジョージは、レブロン・ジェームズ、カワイ・レナード、ケビン・デュラントのトップ3に次いで4番目に位置付ける人が多いのではないでしょうか。

ポール・ジョージは柔らかいシュートタッチを持ったオールレンジシューターでありながら、観客を魅了する派手なダンクを決めることのできる運動能力、フィジカルをもっています。

オフェンス面だけでなく、ディフェンス面の評価も高く、NBAのエース、レブロン・ジェームズとのマッチアップは特に注目されています。レブロン・ジェームズとマッチアップして互角に渡り合える選手はNBAでも数人と言っていいでしょう。

NBA在籍7年にして高い評価を得たポール・ジョージと、彼が頭角を現したペイサーズは切り離せない関係です。

ポール・ジョージのペイサーズでのキャリアはどのようなものだったのでしょう。

ポール・ジョージ

出典:FOX SPORTS

2010-11シーズン

ペイサーズは2006-07シーズンから低迷が続き、毎年35勝前後で10戦以上の負け越しを繰り返していました。

特に前年の2009-10シーズンは32勝50敗と例年以上に負けたシーズンとなり、再建モードのペイサーズは1巡目10位指名でポール・ジョージを獲得。2巡目でランス・スティーブソンを獲得しました。

チームは中心選手だったトロイ・マカフィーを放出し新しいチームを作り始め、37勝45敗と負け越しながらも8位に滑り込みプレイオフに進出します。1回戦で全盛期のデリック・ローズ率いるシカゴ・ブルズに敗れてしまうも、4年ぶりのプレイオフ進出となりました。

2011-12シーズン

チームはドラフト1巡目15位でカワイ・レナードを指名。しかしレナードを評価したサントニオ・スパーズが、ペイサーズの地元出身のジョージ・ヒルとのトレードを申し入れペイサーズはこれを受諾しました。

チームは前年、怪我を負ったデビット・ウェストと契約、怪我の影響が懸念されましたが平均12.8得点と上々の復帰を遂げました。

目立って大きな活躍をする選手がいないながらもチームプレーで勝ち上がり、42勝24敗と5年ぶりにシーズンを勝ち越し、ウェスタンカンファレンス3位の好成績を残しました。

2012-13シーズン

ペイサーズはこの年、中心選手だったダニー・グレンジャーを怪我で失いますが、前年、2年目にして平均12.1得点を挙げたポール・ジョージが急成長を遂げます。

前半シーズン、平均20得点以上を記録し急成長をするジョージは初のオールスターに選出、最終的にはシーズン平均17.4得点を挙げ最も成長した選手に贈られるMIP賞を受賞しました。

ポール・ジョージの活躍によって49勝したチームは9年ぶりにディビジョン優勝を果たします。

プレイオフでは1回戦を4-2、2回戦を4-2で勝利して3回戦、マイアミ・ヒートのレブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド・クリス・ボッシュのスリーキングスと当たりました。

シーズン27連勝を記録するなど、圧倒的な強さを誇ったスリーキングスに対して、ペイサーズは負けてしまったものの3-4と善戦。

プレイオフ上位まで導いたポール・ジョージの活躍は高く評価され、チームにとっては来期に期待のもてるシーズンとなりました。

2013-14シーズン

昨年急成長を遂げたジョージの活躍はファンにとってもペイサーズの新たなエースとして、期待するには十分な活躍でした。ペイサーズもそれを見越してオフシーズンにジョージとMAX,5年契約で再契約します。

自身の価値を問われたこの年、ジョージの活躍はとどまることを知らず、昨年失速して届かなかったシーズン平均20得点以上の21.7得点を記録します。

チームは近年、怪我で復帰しきれないダニー・グレンジャーを放出し、ジョージは正式にペイサーズのエースと呼ばれる立場となり、ジョージの成長とともに勝ち星を増やしたペイサーズは56勝を記録、昨年からさらに勝ち越しました。

プレイオフ、快勝とはいかないながらもカンファレンス決勝まで進んだペイサーズは3年連続でスリーキングス率いるマイアミ・ヒートと対戦します。

前年、プレイオフ2連覇を経験したヒートは2003年、ロサンゼルス・レイカーズ以来のスリーピートに挑戦するプレイオフでした。そのヒートを止めるために注目されたのが、近年最も勢いのあったペイサーズです。

この年のペイサーズは、チームのエースとして急成長し続けるジョージに加えて、ベテランPFのデビッド・ウェスト、218cmの大型C、ロイ・ヒバートとリーグでも屈指のインサイド陣を有しており、ヒートとの対戦経験も3年目ということで打倒ヒートの有力候補でした。

しかし2連覇してレブロン・ジェームズを中心に前年以上にまとまったヒートに対抗しきれず、2-4で敗北、3年連続でマイアミ・ヒートに敗れる結果となりました。

ジョージの非凡なシュートセンスが垣間見られた1プレー

2014-15

オフシーズン、アメリカ代表としてキャンプに参加していたジョージに悲劇が起こります。

同じくキャンプに参加していたジェームズ・ハーデンのレイアップに反応してブロックへ飛び、着地に失敗して右足を骨折する重傷を負いました。

ペイサーズのエースとして、今後の更なる活躍が期待されていただけに、この大けがはNBAファンにとっても残念なニュースとなり、ジョージのシーズン全休は余儀のないものだろうと思われました。

しかし、ジョージは必死のリハビリにより、4月5日、新背番号の13番を着用して因縁のマイアミ・ヒート戦に出場、予想以上に速い復帰を成し遂げました。

背番号の由来はポール・ジョージのイニシャル、P-Gとアメリカでの13歳以上の年齢規制、PG-13にかけてPG13と呼ばれるように13番にしたそうです。

ちなみに、偶然にも怪我で接触したジェームズ・ハーデンの背番号も13番でした。

翌シーズン、ジョージは10月、11月に二か月連続で月間最優秀選手に選ばれる活躍を見せます。シーズン平均得点も23.1得点と、怪我からの完全復帰を果たしました

故障によりキャリアを終えてしまう選手も多い中で、大けがからの復帰したジョージの活躍は怪我をした他のNBA選手にも多くの勇気を与えています。

まとめ

今回はポール・ジョージと、インディアナ・ペイサーズの活躍についてまとめました。

彼のことを話すうえで、絶望的な怪我とそこからの完全復帰は欠かせません。

今季のシーズン開幕初日、同じように足を骨折した若きエース、ゴードン・ヘイワードを励ますメッセージを送るなど、人柄も良いジョージは多くのファンか親しまれています。

ペイサーズへの感謝の気持ちがあったジョージは、FAになる前にペイサーズに移籍の希望について相談したそうです。NBAもビジネスであるため、ペイサーズは見返りを求めるため、ジョージをトレードに出しましたが、できることならフランチャイズプレイヤーとしてペイサーズを今後も引っ張て欲しかったことでしょう。

27歳とまだまだ若く、ポテンシャルも高いジョージは、数年後にNBA界のレブロン・ジェームズの王座を引き継ぐ存在となっているかもしれません。今後もポール・ジョージのプレーに注目していきましょう。

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