現役最高のセンター? NBAクラシックチーム紹介

今回は最も近年、ゴール下を支配し、チームを勝利に導いた選手とそのチームのお話。

スモールラインナップのチームが増えてきた現在のNBAでは、昔のように体の大きいセンターがゴール下で暴れまわる時代は終わりました。

ガード選手のように体の小さい選手でも、得点能力に長けた選手が活躍する機会が増えています。現に各チームのガードでエースと呼ばれる選手数はフォワードと大きく変わりません。

パスだけでなく自分で点を取りに行ける、マークを引き付けられる3ポイントの得意な選手が多く、PGが得点、アシストともにゲームを支配することも珍しくなくなりました。

2016-17シーズンの得点王ランキングでは、シーズン平均得点25得点以上の選手は過去最高の13選手、そしてその中で、Cを本職としてプレーしたのはデマーカス・カズンズ(27.0得点)、カール=アンソニー・タウンズ(25.1得点)の二人だけでした

今回取り上げるセンターはドワイト・ハワード、今季アトランタ・ホークスからシャーロット・ホーネッツへ移籍したセンターです。

今回はセンターとして活躍したハワードが、目覚ましい成長と現役トップセンターの地位を確立した2008-09シーズンのニューオーランド・マジックについて紹介します。

NBA センター

出典:THE BLADE>

ニューオーランド・マジック解説

近年、他チームに対抗できる絶対的なエースが存在せず、プレイオフ進出を逃しているニューオーランド・マジックですが、ドワイト・ハワードが在籍していた2012年までは、プレイオフ争いを繰り返していました。

今のマジックはとても強豪とは言えませんが、2004年にドラフト1位で指名したハワードを中心に、チームは次第に強豪へと成長していきます。特に2008-09シーズンのマジックは、ハワードの成長とともに新たなオフェンス法を確立し、チームはプレイオフファイナルへと進出しています。

今は評価の低いハワードですが、マジック入団1年目から即戦力として活躍、3年目にはチームの大黒柱と呼ばれるまでに成長し、その後のマジックのプレイオフファイナル進出のカギとなる選手でした。

2004-05シーズン

チームは1993年以来、11年ぶりにドラフト1位指名件を獲得。

高卒でドラフト1位指名を受けたハワードは、恵まれたフィジカルによってダブルダブルを量産。高卒選手ながら、ゴール下で圧巻のリバウンド力を発揮する姿は、11年前にドラフト1位でマジックが獲得したセンター、シャキール・オニールを髣髴とさせるものでした。

1年目から即戦力としてスターターとして起用されたハワードは、シーズン開幕戦からダブル、ダブルを記録。高卒のビッグマンとしては異例の記録をただき出しています。

2005-06シーズン

2006年、20リバウンド以上の試合を記録するなどハワードの能力の高さは徐々に馴染み始めます。しかしシーズン中、チームの得点源であったスティーブ・フランシスがニューヨーク・ニックスへ移籍したことから、ハワードは2年目にして本格的にチームの大黒柱としての役割を求められ初めました。

チームは後半は勢いづき、この年に平均得点15.8、平均リバウンド12.5を記録し平均ダブルダブルを記録、昨季のスタッツをさらに伸ばしてシーズンを終えました。

2006-07シーズン

チームは快勝チームとはいかないまでも、ディビジョン首位を維持。

前シーズンの勢いのままついにプレイオフ進出を果たします。1回戦でデトロイト・ピストンズにスイープ負けを喫しましたがハワードにとって初のプレイオフとなりました。

この年、ハワードは平均得点17.6、平均リバウンド12.3とさらに得点を伸ばしリバウンダーとしての地位を確立。シーズン中にはオールスター、スラムダンクコンテストにも選ばれるなどリーグの中でも存在感を見せ始めました。

2007-08 シーズン

前シーズンから徐々に成績が上向き始めたマジックはこの年、ハワードの更なる活躍により大きく勝利数を増やします。シーズン通算ダブルダブルでリーグトップ2か月連続で月間最優秀選手賞に選ばれるなど、オフェンス、ディフェンスで大きくチームに貢献しました。

リーグ最年少記録となるリバウンド王を獲得し、オールNBA1stチーム、オールディフェンス2ndチームにも選出、スタッツもは平均得点20.7得点、平均リバウンド14.2リバウンドと20得点を越えてリーグ屈指のビッグマンとなりました。

この年のハワードは、出場したオールスターダンクコンテストでスーパーマンの格好をしてボールをリングに叩き込みました。このアスリート能力と恰好から、スーパーマンの愛称で呼ばれ、、ファンにも好かれる存在となりました。

プレイオフはハワードの活躍によってカンファレンス準決勝まで進みましたが、ピストンズのマークによって得点が減少、1勝4敗でプレイオフ敗退。

プレイオフでは悔しい思いをしたものの、チームは前年の40勝42敗から52勝30敗と大きく飛し、ハワードにとってもスーパースターの仲間入りを果たした年となりました。

2008-09シーズン

リーグ最強のセンターの位置を確立させたこの年のマジックは、ゴール下を大黒柱のハワードに任せ、周囲のメンバーを3ポイントシューターで固めるという極端なオフェンススタイルを特徴としました。

スーパーマンと呼ばれるドワイト・ハワードをゴール下の柱に添え、ヘド・ターコルー、ラシャード・ルイス、コートニー・リーなどの3ポイントシューターを中心にインサイドと外角を支配するオフェンスは、まさにハワードあってこそのオフェンススタイルでした。

この時、チームには3年目の3ポイントシューター、J.J.レディックやミカエル・ピートラスといった新戦力も在籍しています。

この年、マジックはハワードが通算5000リバウンドの史上最年少記録を、チームとしては1試合で23本の3ポイントシュートを沈め、1試合における3ポイント成功数の最多記録を塗り替えました。(2016-17シーズンにヒューストン・ロケッツにより更新)

怪物とも呼ばれるほどのフィジカルを持つハワードと、リーグきっての3P集団によって更なる躍進をみせたマジックは、プレイオフに進出。カンファレンス準決勝で強豪のボストン・セルティックスを破りカンファレンスファイナルへと進みます。

カンファレンスファイナルでレブロンジェームズ率いるギャブスと激闘し4勝2敗で、14年ぶりのファイナル進出を決めました。当時の下馬評ではギャブスがファイナルに進むと予想されており、セルティックス、キャブスを破ったマジックのファイナル進出はまさに予想外の出来事として取り上げられました。

コービー・ブライアント率いるレイカーズと対戦したプレイオフファイナルでしたが、前年、優勝候補にあげながら優勝を逃したコービーが大爆発。また、ゴール下ではハワードに対して徹底したダブルチーム、トリプルチームを敷いたことによりハワードを自由にさせませんでした。
チームの柱、ハワードの不調によって流れを掴めないマジックは結局、1勝4敗で敗退となっています。

まとめ

今回は現役最高のセンター?ということで、2008-09シーズンのニューオーランド・マジックとドワイト・ハワードのキャリアについて紹介しました。

ハワードはその後、不運な環境や移籍先チームに馴染めなかったことにより、スタッツを大きく落として選手としての評価、価値も下げられてしまいました。それが現役最高のセンター?として?を付けた理由です。

確かに現役のビッグマンでは、アンソニー・デイビス、デマーカス・カズンズなどそれ以上の実力を持った選手が存在します。しかし現役で、昔のようなフィジカルでゴール下を制圧するタイプで結果を残しているセンターはそれほど多くはありません。

移籍先のホーネッツは昨季、リバウンドを課題としたチーム。自身の役割をしっかり果たすことができれば、ビッグマンとしての輝きを取り戻すことができるのではないでしょうか。

※今回紹介したクラシックチームはNBA2K18には含まれません。しかし、紹介したドワイト・ハワードはチーム「ORLANDO ALL-TIME MAGIC 」に含まれています。

ALL-TIMEチームにしか含まれていない選手もいるので探してみると面白いかもしれませんね。

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